ひとり旅、そして鹿島アントラーズも好きな、たぬです。
1999年ワールドユースで沼落ち以来、応援歴20年超となる本山雅志さん。
三連覇監督オリヴェイラ氏から「鹿島の宝石」と言われたファンタジスタの引退試合【モトフェス】で最後の雄姿を目に焼き付けてきました。
2023年11月18日（土）千葉県・茨城県 香取神宮～鹿島神宮
2023年11月19日（日）茨城県 鹿島スタジアム
旅のプラン
日帰りできなくもないのですが、大事な試合に絶対遅刻したくないので前泊することに。となると、前日どうしようかな～、と前泊するだけでは収まらない悪い癖。せっかくだから行ったことのないところへ、と東国三社参りを思いつきました。
鹿島神宮と香取神宮はそれぞれ個別に行ったことがあるのですが、息栖神社は行ったことがないし、三社をめぐるお参りは一度してみたいと思っていたのです。
東国三社参りは東京からツアーなども出ていますが、公共交通機関で巡れないか考えてみました。宿泊先は鹿島セントラルホテルです。
三社どこから訪れても良いとのことなので、東京から直行バスがある香取神宮か鹿島神宮どちらかからスタート、他２社の順番を考えてみて、
香取神宮→鹿島神宮→息栖神社と回ることにしました。
ただ香取神宮行の直行バスは事前予約ができない便と分かり、乗れた場合と乗れなかった場合の２プラン考えて東京駅へ向かいました。
[Plan-A] 直通バスに乗れた場合（鹿島神宮は翌朝に）
東京9:50発 あそう号 香取神宮11:01着
＜香取神宮での滞在予定時間：約40分＞
＜息栖神社での滞在予定時間：約40分＞
[Plan-B] 直通バスに乗れなかった場合（息栖神社は諦める）
東京9:20発 JR総武快速 成田空港行（成田乗り換え）
成田10:41発 JR成田線 銚子行 佐原11:10着
佐原11:20発 香取市循環バス 香取神宮11:33着
＜香取神宮での滞在予定時間：約2時間10分＞
＜鹿島神宮での滞在予定時間：約40分＞
香取神宮
電車＋バス、電車＋徒歩の選択肢もありますが、やはり直行バスが楽で便利と思います。（前回は香取駅から歩きましたが、30分はかかりました…）
まず東京八重洲口南のバスターミナルへ行って、乗り場を確認。
ICカードが使えます（降車時にタッチ）。
乗り場は案内板のすぐ前にあって、行先別に並ぶ列の表示板が立っていました。
30分前で列に10人ほど。おそらく乗れるであろうから[Plan-A]で行けるはず。
遅れることなく10分前にバス入線、無事乗車したのですが。
この日、東京はとっても良いお天気だったのですが強風で、アクアラインが通行止めだったか渋滞だったか、とにかく通常ルートだと１時間ほど遅れてしまうと。遠回りだが遅れが少ない方のルートで行きます、となってしまいました。
仮に30分遅れだったとしても、[Plan-A]の続行は不可能。。
この時点で息栖神社は諦めました。神社へのお参りは16時までには済ませた方がいいそう（陰の気に変わるため）なのですが、[Plan-B]では息栖神社到着が16時を過ぎてしまうからです。こういうこともある。残念ですが、またの機会に。
ただ、[Plan-B]を準備していたことで、その後のスケジュールを現地で組み直す必要がなかったこと、迂回したおかげで、後ろ姿ではありますが「牛久大仏」を初めて拝むことができたことが良かったです。いいこともある。
バスは運転手さんの読み通り、30分ほどの遅れで香取神宮へ到着。
バス停からは最初の鳥居が見えるほど近く、参道商店街を歩いて5分ほどです。
そのままお参りするには大荷物だし、とはいえコインロッカーなどないし、、としばし悩んでいたら、参道鳥居近くに素敵なカフェがあるではないですか。
お参り後、ここでお茶休憩もしくはランチいただくことに決め、ダメ元で荷物の預かりをお願いすると、快く受けてくださいました。ありがたい！
鳥居をくぐって、緑豊かな表参道を進みます。ゆるいカーブ、ゆるい坂道をゆっくり歩くと清々しい気持ちになってきます。
時節柄七五三詣りのご家族がいたり、おめでとうをいう方がいたり。外国人には知られていないのか、オーバーツーリズムとは無縁な静けさにほっとします。
また菊の時期でもあって、そこかしこで奉納された菊の花が見事に咲いていました。
奥宮までゆっくりお参りしたあと、荷物を預かってくださっている「UnoCafe」さんへ。椅子席、ソファ席、お座敷席などあって、一人でもグループでも入りやすいお店と感じました。（テイクアウトもOK）
元はお団子屋さんだったということで、お団子とコーヒーを楽しめるほか、
なぜか（？）中華そばと田楽の軽食をいただけます。ということで中華そばを注文。素朴で懐かしい味わい。おやつにお団子セットを頼みました。ゆず茶が美味しかった！
名物草だんごは、よもぎが思った以上に濃厚で美味しかったです。
荷物を預かっていただき、バス待ちの時間、のんびり文庫本（浅田次郎さんの短編1話）も読めて、本当に助かりました。ありがとうございました。
鹿島神宮
香取神宮13:45発 香取市循環バス 佐原14:00着
佐原14:17発 JR鹿島線（※） 鹿島神宮14:38着
（※鹿島線は、佐原駅０番線、1番線の端っこ（？）にあり分かりにくいので要注意です！）
＜鹿島神宮での滞在予定時間：約40分＞
鹿島神宮駅で荷物をコインロッカーに預けます。
コインロッカーは、駅を出てお手洗いの建物の中にありまして
現金のみ、小銭がない場合は駅の観光案内所で両替していただけます。
駅からは徒歩10分ほど。まっすぐのびる坂をのぼり、のぼりきったところを左に曲がると大きな鳥居が見えます。（左折するところに案内板が出ています）
小雨が降ってきました～
大鳥居をくぐって森の中をしばらく歩くと楼門、楼門を抜けるとすぐ、進行方向右側に本殿があります。小雨の中でも参拝客が途切れることはなかったですが、ここも静かにお参りすることができました。
本殿から置くへ進むと鹿園があり、神の使いとされる鹿たちがたくさんいます。
さらに奥へ進むと奥宮、要石、御手洗池があります。
以前お参りしたときは、御手洗池まで行けましたが、今回は時間の都合で断念。
奥宮でお参りし、要石までを見て引き返すことにしました。
奥宮の近く御手洗池へ降りていくところ、以前は売店だったところが素敵なカフェになっていて、こちらも寄っていきたかったけれど、次回のお楽しみということで。
駅へ帰る道すがら、商店街の途中にある「吉見屋旅館」の前を通りかかると閉館しているようでした。
「2001年リーグ優勝の時みんなで泊まったなぁ」と懐かしさと寂しさ、そして経った時間の流れを思いました。あの頃はプライベートがきつい時期だったけれど、強い鹿島アントラーズとたくさんの応援仲間に救われました。
鹿島セントラルホテル
鹿島神宮15:40発 神栖市コミュニティバス 鹿島セントラルホテル16:05着
こちらのホテルも来たことはあっても、泊まるのは初めて。
新館のシングルルームを予約しました。予約時に喫煙のお部屋しか空いていなかったので仕方なく喫煙ルームを予約しましたが、煙草の匂いはしなかったですし、ベットはセミダブル、お部屋も広くて、14Fだったので夜景もきれいでラッキーでした！
就寝用の浴衣のほかに部屋着が置かれていて、「館内移動は部屋着で」となっていました。これはいいなと思いました。
ちなみに温泉施設は敷地内にあるのですが、同じ建物の中にはありません。
「温泉宿が日帰り入浴もやってます」ではなくて、「ホテルの宿泊客も温泉施設を利用できます」なので、夕方の時間帯は脱衣所が激混みでした。
お風呂はそれほど混雑してなくてお湯も良かったので、時間をずらせば良かったです。。
明るい陽射しがさしこむレストランでいただく朝食は、ビュッフェ形式で和食も洋食もあって品数も多く、お値段からしたらお得と思います。（朝食付きプランとないプランとの差が500円）
本山さん引退試合【モトフェス】
元チームメイトが口々におっしゃるのは、本山さんのサッカー選手としての才能はもちろん、お人柄の良さ！その人徳で、現役選手を含むたくさんの選手が集まり、そして晴れ渡ったお天気まで最高！
ゲーム前にクラウドファンディングの返礼として、一緒にお写真を撮っていただき、ありがとうが言えたのは大げさでなく一生の思い出です。
試合は、本当に楽しくて、懐かしくて。
（本山さん以外の応援チャントもたくさん出してくれてました）
誰かを応援することが、力になることを教えてくれたひと。
本山さんを、鹿島アントラーズを応援してきて本当に良かった。
本山さんがいた時代と同じ熱量とはいかないけれど、
本山さんが帰ってきてくれた鹿島アントラーズを
これからもゆる～く応援していきます！
ありがとうモト！
旅の費用
ご参考までに。
交通費：地元の駅⇔東京 19,700円（往復乗車券＋指定席特急券）
現地交通費：
・東京→香取神宮1,750円（関鉄バス/SUICA）
・香取神宮→佐原 300円（香取市循環バス/現金）
・佐原→鹿島神宮 330円（JR/SUICA）
・鹿島神宮→鹿島セントラルホテル556円（神栖市コミュニティバス/SUICA）
宿泊費：鹿島セントラルホテル 9,500円
（新館「温泉美人の湯」入浴券＆朝食ブッフェ付きプラン）
今回は未遂に終わった東国三社参りはいつかまた。
あなたの旅のヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
