日帰りでも一人時間充実!~榛名神社・伊香保温泉・水澤観世音をめぐる旅~

国内の旅

ひとり旅が好きな、たぬと申します。
暑い日が続きますね。
頭の中だけでも涼しく、秋の旅プランを考える、なんていうのも楽しいですよ♪
そんなときのお役に少しでも立てれば嬉しいです。

今回は、泊まりでのスケジュールがとれず、やむなく日帰り旅となりましたが
ずーっと行ってみたかった榛名神社へようやく行けましたの回です。
関東にお住まいの方なら十分日帰り可能な距離ですが、
愛知県に住む私が日帰りで楽しむことができるのか、チャレンジしました。

2023年5月27日(土)群馬県 榛名神社・伊香保温泉・水澤観世音

榛名神社

交通機関の遅れなど、予定通りの列車に乗れないことを想定して、
すべて自由席特急券で切符を買いました。
(自由席車両も、一人だと席を見つけやすいです)

自宅最寄りのJR駅から始発で東京に向かいます。東京駅8:14着。
東海道新幹線から上越新幹線へ乗り換え10分  東京8:24発 とき307号 高崎9:15着
高崎駅でバスに乗り換え15分(フリーパス購入)高崎9:30発 榛名神社10:40着
<榛名神社での滞在予定時間:2時間>

バスは路線バスですが、お得な乗降フリー(※)の観光フリーパスがありました。
予約不要な気軽さ、だからと言って席がないという心配も不要のありがたさ。
(私が乗った土曜日、榛名神社までは一人旅5人と3人組1組が乗車)

→伊香保・水沢・榛名片道フリーパスについて
※フリー区間は逆戻りしなければ乗り降り自由。高崎駅前案内所で買えます。
案内所で行きたい所や順番を伝えて、最適の切符や乗り方を聞くのがいいと思います。
私が買ったのは、榛名伊香保温泉フリーパスで1,750円。普通に乗るより510円お得に。

「榛名神社前」のバス停を降りて、来た道を少し戻ると、大鳥居が見えてきます。
そこを左に曲がると、傾斜ややきつめの道が見えてちょっとひるみました。。
進む前に、お手洗いをすませ(たぶんそのほうがベター)出発です。

道の両側に宿坊と呼ばれる、かつての参拝客が宿泊した建物が文化財として残っていて、しばし脳内タイプトリップ。昔の旅人の気分を味わいました。
鳥居、そして赤い橋を渡り、バス停からおよそ徒歩15分ほどで随神門に到着です。

この先の参道は、榛名川の清流に沿った山道。
歩きやすい靴がいいと思います。私はスニーカーで正解でした。
この日は梅雨の晴れ間、お天気に恵まれて素晴らしい参拝日和です。
大きな杉が木陰をつくり、川や滝のマイナスイオン効果(?)で清々しい気分!

ひとり旅のいいところの一つは、話し相手が自分自身というところ。
たまには自分の本音を聞き出す、聞いてあげる。自分孝行の時間を持つことは
どの年代にも大切なことかもしれないなぁと思います。

本殿は現在修復工事中でカバーがかかっていました。が、
お参りのあと空を見上げると、壮大なパワーが天から降り注いでいるよう!
(ここだけは日傘をとじて、天からのパワーを全身で受け取ってほしい!)
来られて本当に良かったと、心から感謝しました。
すべての工事が終わるのは2025年だそうですが、ぜひまた来たいと思います。

参拝のあと、参道を戻って随神門近くの「延寿亭」へ。
こけももジュースとおそば(お野菜の天ぷらつき)をいただきました。
こけももジュース、爽やかな甘さですごく美味しい!!もう一気飲み。
おそばも天ぷらも美味しくて、体にも優しいものだけで作られている感じがしました。
こけももジャムもクラッカーにのせて試食させていただきましたが、これも美味しい。
お土産に買おうか相当悩みましたが、ビンの重さをこの先背負い続ける覚悟ができず
諦めました。次行くときは絶対買おう!

こけももジュース420円 おそば(お野菜の天ぷらつき)1,200円

ゆっくりお参りして、のんびり食事をしても、バスの時間まで余裕がありました。
延寿亭のほかにもカフェやかわいい雑貨店などがあるので、お茶したり買い物で楽しむことができます。
私は、大鳥居近くまで戻って、「高崎市榛名歴史民俗資料館」に入ってみました。
その名の通り、榛名山信仰・榛名神社の歴史にまつわる宝物やこの地方の民俗資料が
展示されています。博物館好きな方におすすめ。観覧料200円。

榛名湖

高崎から来るときに降りたバス停まで戻ります。榛名神社前12:40発 榛名湖12:55着
伊香保行バスへ乗り換え10分  榛名湖13:05発 (伊香保温泉)石段街口13:23着
<榛名湖での滞在予定時間:10分>

10分ですが、きれいな景色を眺めて過ごすには十分でした。
同じバスに、ひとり旅の外国人の女の子が同乗していたのですが
その10分の間、湖をバックに配信だか動画撮影だかしていたので、
それを今どきだな~と横目で見るのも楽しかったです。(何て紹介してたのかな…)

伊香保温泉

石段街口13:23着
<伊香保温泉での滞在予定時間:1時間30分>

明治の文人も愛したと伝わる伊香保温泉。
日帰り入浴できるところもたくさんあるので、石段街近くで入れたらいいな、
くらいのノープランのまま石段を登っていきます。

江戸時代の史跡(関所)、水沢うどんの名店、昭和レトロな遊技場(?)、
おしゃれなカフェ、老舗の温泉まんじゅう店、と広くはない石段の通りに
時が入り混じったような空間が続き、その終点が伊香保神社でした。
365段登った甲斐がある、来られて良かった~と思う場所でした。

お参りのあと、人の流れについて飲泉所に向かったのですが意外に遠かった。。
飲泉所では、硫黄泉ならではの匂いに子どもたちが大はしゃぎ。
大人でも顔をしかめる人もいたのですが、私は大丈夫でした。個人差ありますね。

そこから近い河鹿橋という橋、やたら写真を撮っている人が多いなぁと思っていたら
ジブリ作品「千と千尋の神隠し」に登場した橋のモデルということで。
個人的には「そうかな??」と思いながらも一応渡ってきました。

奥深くまで登ってきたので、乗りたいバスの時間から逆算すると
立ち寄り湯も難しい感じです。でもせめて足湯につかりたい。
そう思いながら来た道を戻り、お土産の伊香保まんじゅうを買い
足湯まで戻ったのですが、、入る余地なしの混雑ぶりで諦めました。

せっかく伊香保温泉に来たのに、温泉は一口飲んだだけなんて~。
次は絶対泊まりで来よう!

行ってみたい宿のメモ「松本楼洋風旅館ぴのん」

水澤観世音

高崎行の群馬バスに乗ります。 (伊香保温泉)石段街口15:00発 水沢観音15:08着
石段街口のバス停には、JRバスなども停まりますし、時間通りでないこともあるので、要注意です。
<水澤観世音での滞在予定時間:1時間30分>

正直言うと、ここの滞在時間を伊香保温泉での時間に回せればなぁと思うわけで。
公共交通機関を使う旅だと、それぞれの運行スケジュールに合わせなくてはならず
不自由に感じることもありますが、旅好きだからこそ、ひとり旅だからこそ、
できる限り環境負荷の少ない交通手段を心掛けていきたいと思っています。

バス停を降りて、道を渡ると駐車場があり、そこから地元のお野菜を売る店や
お土産物店が並ぶ道が続いています。
初めて行くと、どうしてもその同線で進んでしまいがちで、私もそうだったのですが、
本来の参道は別にあって、駐車場から入ったとしても、正門から入り直したほうがいいそうです。

ゆっくり御本堂をお参りしてから、お地蔵様が祀られている六角堂へ。
願いごとを念じながら廻すのがいいのですが、なぜか(?)何も頭に浮かばず、、
梵字をただただ見つめながらお作法通りに廻してきました。
つくと金運が上がるといわれている鐘楼は、ちゃっかりついてきましたけど(笑)

どんなにのんびりゆったりお参りしても、30分もあれば十分なので、
乗る予定のバスの時間までどうしようかと思ったのですが。
立ち寄ったお土産物屋さんのおかみさんがいい人で、ほんの少しお土産を買っただけなのに話相手になってくださって、愛知県から日帰りだと言うと、
「泊まっていけばいいのに~!」「〇〇ホテルは安くていいよ」などなど
いろいろ教えてくださったのでした。

そこで購入したのは、真ん中にごぼうが入ったピリ辛のこんにゃく。
とっても美味しかったので、もう少し買えば良かったと思ってたのに。
写真も撮り忘れ、商品名も忘れてしまいました!ごめんなさい!
たしか3本か4本入って600円で、通販もあるっておっしゃってたような…。

また行って買おう!

ここから渋川行の群馬バスに乗ります。 水沢観音16:22発 渋川16:45着

渋川16:52発のJRに乗りたいけれど、ぎりぎり。間に合う??

帰路(ひとつ学びました)

渋川では、間に合いました。
JRの在来線(上越線)で高崎に向かいます。渋川16:52発 高崎17:18着。
上越新幹線へ乗り換え14分(お弁当購入) 高崎17:32発 とき72号 東京18:20着
上越新幹線から東海道新幹線へ乗り換え13分 東京18:33発 ひかり657号

に乗るはずが、、ここで落とし穴が!
とき72号は全席指定席列車で自由席がなかった!!
日頃東海道新幹線に慣れ親しんだ身には、「自由席がない新幹線がある」ということに
思いが至らなかったのです。
自由席特急券で乗って、車内で(座席があれば)指定席券も買える東海道新幹線。
とき72号が入線したとき、駅員さんに「車内で指定券買えますよね?」とたずねて
「買えません!次の列車にお乗りください」と冷ややかに言われてしまったのでした。

知っていたら、お弁当買う前に指定券買ったのに。とほほ。

しかたなく、次の<とき>に乗って、東京へ。
乗る予定だったひかり657号に間に合わず、こだまで帰ることになりました。
でも考えてみたら、予定のスケジュールはほぼ遅れずに運行されたわけで、
よその国では奇跡かもしれません。改めて日本の交通機関に携わる方々へ感謝です。

駅弁(とりめし)

のんきに買ったお弁当はこちら。とほほ、を忘れる美味しさでした!980円。

旅の費用、今回の私の場合

ご参考までに。
交通費:地元の駅⇔高崎 26,120円(乗車券+自由席特急券)
現地交通費 2,993円(現金1,750円/SUICA1,243円)
飲食代:3,646円(延寿亭1,620円/とりめし980円/朝食・おやつほか1,046円)
お土産代:1,480円(伊香保まんじゅう880円/ピリ辛こんにゃく600円)
雑費:400円(資料館観覧料200円、鐘楼つき200円)

合計:34,639円

日帰りでも十分、ひとり時間を楽しめた今回の旅。
でも次は、やっぱりお泊りで行ってみたいと思います。

いかがだったでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの旅のヒントになれば幸いです。

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