台風被害にあわれた地域の方々にお見舞い申し上げますとともに
一日も早い復旧をお祈りしております。
今回シェアさせていただく旅先・秋田県も先月の豪雨被害の記憶に新しいところ。
こちらもできるだけ早く復旧されることを願っています。
微力ながら、私もふるさと納税のしくみで支援させていただきました。
(災害支援のため、返礼品なしでの寄付です)
旅という非日常を楽しめるのは、平和で安全な日常あってこそ。
被災地に穏やかな日常が戻ることを、心から願います。
2023年6月9日(金)秋田県 田沢湖~乳頭温泉郷 【前編(本編)】
2023年6月10日(土)岩手県 平泉(中尊寺・毛越寺)【後編】
旅のプラン
結構な年齢(50代)であるにもかかわらず、東北地方はほとんど行ったことがなく、
田沢湖はずっと行きたかったところのひとつ。
ルートを考えながら地図を眺めると、この岩手県との県境にある湖は、
秋田空港からかなり距離がありそうです。
これは花巻空港からのアクセスもありかも!とひらめいたら
これまた行きたかったところ、平泉にも立ち寄れるかも!
と、てんこ盛りの旅程を思いついてしまったのでした。いつもの悪い癖。。
<1日目>
名古屋 → 小牧空港(愛知県)→ 花巻空港(岩手県)
花巻空港 → 盛岡 → 田沢湖(観光) → 乳頭温泉郷(湯めぐり)
<2日目>
乳頭温泉郷 → 田沢湖 → 盛岡 → 北上 → 平泉(観光)
平泉 → 花巻空港駅 → 花巻空港 → 小牧空港 → 名古屋
秋田新幹線こまち
盛岡9:46発、こまち5号で田沢湖へ。
切符を買うとき「特定」なるボタンがあって何だろう、と思いつつも
事前調べで「こまちは全社指定席」とあったので指定席を購入。
(前月の北陸新幹線「とき」の失敗が尾を引いてました。。)
乗車して隣の席になったおじいさんと、しばし世間話をしていると
「席が空いてるときはどこへ座ってもいいんだよ」とおっしゃる。
事前調べ情報とは違うなぁ、どういうことかなぁと思いましたが翌日判明しました。
”【こまち】の盛岡~秋田間を特定特急券でご利用の場合は、座席の指定はできませんが普通車の空いてる席をご利用になれます”
と、帰路、田沢湖の駅員さんがご親切に切符の買い方とともに教えてくれました。
券売機の「特定」ボタンはこれだったんですね!
「秋田新幹線は新幹線とは言っても、特急みたいなものですから。。」
たしかに、車両は新幹線なんですが、単線で入れ違い待ち(?)あり、
速度も新幹線というか特急(??)だし、田沢湖駅は普通のJR駅だし!!
(着いたとき「え?」って声出たくらい)
…またひとつ、勉強になりました。
田沢湖
田沢湖駅から、田沢湖へはバスが出ています。羽後交通バス田沢湖一周線。
文字通り、田沢湖畔を一周し、途中「たつこ像」や「御座の石神社」、
遊覧船乗り場などで途中下車して観光できるようになっています。
★乗車前に、田沢湖駅にある案内所で「田沢湖畔一周観光記念乗車券」1,210円を
買っておかれるのがいいと思います。
■周遊スケジュール
10:45田沢湖駅発、11:15潟尻着<たつこ像散策20分>
11:35潟尻発、11:45御座の石着<御座の石神社散策10分>
11:55御座の石発、12:04田沢湖畔着
正直に言うと、潟尻と御座の石での滞在時間が逆だったらなぁと思いましたが
こればかりはしょうがないですね。
前月の榛名神社・伊香保温泉の旅でも書きましたが、
路線バスで乗降自由のフリーパスがあるということが、ありがたいです。
他に、6:55発(※)、13:25発、15:25発、16:20発、17:55発(※)
(運休日あり)があり、1日に最大6本運行されています。
田沢湖周辺、前日雨が降り、水深日本一の湖の水深がさらに深くなっていた感じです。
たつこ像と一緒に写真を撮るといいと聞いて、普段はあまりしませんが、
同じバスに乗っていた一人旅の方にお願いして写真を撮ってもらいました。
一人旅では、旅先での自分の写真が残りにくいのが難点と思ってまして
(自撮り上手な方もいらっしゃいますが)
このときも、先に「上手じゃないですけど、お撮りしましょうか?」と声をかけて、
そのあとで「私もお願いできますか?」の流れで撮りあうことができました。
お互いハッピーな方法かな、と思うのですが、いかがでしょう。
たつこ像と御座の石神社の鳥居(鳥居前はパワースポットらしいです、おすそわけ!)
田沢湖畔のバス停から乳頭温泉郷へのバスにも乗ることができます。
(羽後交通、乳頭線)
12:04田沢湖畔着 12:37田沢湖畔発
<乗り換え時間33分>の間にお昼ご飯を食べたい!
ということで田沢湖畔バスターミナルにある食堂で、名物・稲庭うどんをいただきました。「すぐにできますか?」に「すぐできます!」と。
本当にすぐ出していただきました(3分もかからなかったような笑)。
見た目は名古屋名物きしめんに似た平打ち麺ですが、なんだか初めての食感でした。
お出汁も見た目どおりやさしいお味で、美味しかったです。
バスにも間に合いました!稲庭かけうどん 790円。
乳頭温泉郷 湯めぐり
温泉郷には7つ(うち1つは現在閉館中で6つ)の温泉宿があります。
それぞれ日帰り入浴も可能なお宿です。
乳頭温泉郷、七つの宿・七つの湯
湯めぐりに便利な「湯めぐり帖」や「湯めぐり号」もあり、宿泊先に行く前に湯めぐりをしたいと考えてコースを検討しました。
「湯めぐり帖」は、乳頭温泉の宿いずれかに宿泊予定であれば買えて、
各お湯1回づつ入ることができ、「湯めぐり号」に何回も乗れるというものです。
どのお湯も個性的で行ってみたいけれど、やはり佐竹藩主も湯治に訪れたという、
乳頭温泉最古のお湯、「鶴乃湯」は外せない気がします。
路線バスのバス停からは遠いのですが、事前に電話予約すると路線バスのバス停、
「アルパこまくさ」というところまで迎えに来ていただけることがわかりました。
日帰り入浴客、しかも(結果)私一人のために恐縮でしたが、大変助かりました。
感謝感激です!
鶴乃湯<約1.5時間> → 黒湯<約1.5時間> → 大釜16:50着、チェックイン。
湯めぐり帖 2,500円。
鶴乃湯温泉
混浴露天風呂も含め、泉質の違う温泉がいくつかあるのですが、
私は女性用の露天風呂でゆっくりさせてもらいました。
乳白色のお湯は、硫黄以外の成分もあるそうで、つるつる美肌になりそう♪
平日で人も少なめだったので、森の景色を楽しみながら秘湯感を満喫できました。
江戸時代からの建物に今でも宿泊することができるということで人気のお宿。
機会があったら泊まってみたいです。
「昔ながらの湯治のお部屋 六畳一間」というおひとり旅用のお部屋があり、
1泊2食付きで1万円ほど。予約はお電話か、「日本秘湯を守る会」HPから。
黒湯温泉
こちらも古い歴史のある、森の奥のとっても風情あふれる温泉でした。
フロントで「2種類の泉質のお湯が楽しめるので、ぜひ両方お入りくださいね」
と言われてその気満々だったのですが、片方が混浴で、入口に男性用履物ばかりあって
これは無理だな…とあきらめて、ここでも女性用の露天風呂のみになりました。
古くからある温泉なのに、洗い場が屋内に別であり、シャワー・アメニティなど今時で
女子の気持ち分かってるなぁと嬉しくなりました。
下の湯と呼ばれる男女別露天風呂、森に囲まれた乳白色のお湯がとても気持ち良かった!
カフェもあって、常連さんらしい方が湯上りのコーヒーを楽しまれていました。
私は牛乳と温泉卵をいただきました。温泉卵、もう1個食べたいほど美味しかった♪
ここも機会があればゆっくり泊まってみたいと思いました。
こちらも、ひとり旅プランがあり、4畳半の一人部屋 1泊2食付で15,000ほど。
予約はHPから。とても人気の宿、ひとり旅プランは今月残りわずかのようでした。
大釜温泉
鶴乃湯、黒湯とめぐり、最後は本日の宿泊先大釜温泉に。
湯めぐりは意外と疲れるようで、着くなり部屋で寝てしまいました。。
夕食ですよ~の声で起きて、食堂へ。
秋田の素朴な郷土料理、といった感じで、初めて食べるものもあり美味しかったです。
私が泊まったお部屋は6畳1間で、洗面所・お手洗い共用。禁煙ではなさそう。。
お値段からすればリーズナブルなのですが、誰にでもおすすめできるかと言われると
難しいかな、といった感じです。
アクセスは路線バスのバス停が目の前にあって、便利です。帰りは助かりました。
あまりこだわらない方なら問題ないと思います。。
ここはじゃらん、楽天トラベルなどでも予約可能です。1泊2食付で1万円ほど。
現地でクレジットカード決済はできないようなので、予約サイトで事前に決済しておくか、現金のご用意を。
乳頭温泉郷 そのほかの温泉
・妙乃湯 ツインのシングルユース 1泊2食付 37,000円ほど。予約はHPから。
玄関先で従業員の方が出迎え・お見送りされていて、ホスピタリティ高そうでした。
女性に人気の宿ということですが、ひとり旅には割高になってしまいますね。
友達と行ってみたいです。
・休暇村 ツインのシングルユース 1泊2食付 19,500ほど。予約はHPから。
(楽天トラベルも取り扱いあり)
湯めぐり号で一緒になった方々の多くは、団体ツアーでここに宿泊されてました。
ここもひとり旅には割高になってしまうので、家族か友達と行く感じですね。
・蟹湯温泉 1名プランはなし。
・孫六温泉 今年度は改修工事で閉館中
いかがだったでしょうか。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
2日目の岩手・平泉【後編】に続きます。
あなたの旅のヒントになれば幸いです。