『浪人街』の余韻と桜の京都・有馬温泉・姫路城

国内の旅

ひとり旅、そしてSUPER EIGHTも大好きな、たぬです。

丸山隆平さん主演の『浪人街』、先週大千穐楽を迎えられ
53公演を大盛況のうちに終わられました。
遅ればせながらお祝い申し上げます。

私も新橋演舞場と御園座そして南座で、その艶やかに輝くお姿を拝見してまいりました!
そのうち、南座公演メインの旅をシェアしたいと思います。

2025年4月4日(金)京都 南座ほか
2025年4月5日(土)兵庫県 有馬温泉~姫路城

旅のプラン

京都は日帰りできなくもないのですが、せっかくなので久しぶりの温泉もプラスすることに。湯の花温泉もいいと思ったのですが、今回は有馬温泉にしました。何十年も前に家族で行ったきりでほぼ記憶なく、初めて行くような感じです。

有馬温泉で泊まったら、帰りがけに神戸観光?とも思いましたが
地図を見ながら「姫路まで行けるな!」と足を延ばすことにしました。
実は姫路城も行ったことがなく、前々から行ってみたかったのです。

今回の旅のメインは南座での観劇ですが
京都も久しぶりなので、大谷本廟(納骨堂の母方先祖)へのお参りもしたい。
桜の時期だし、混雑を避けて朝早い時間に着けるよう出発することにしました。

いくつか行きたい場所のアクセスだけ事前に確認して、「行けたら行く」くらいのスタンスで行く。こういう自由さも一人旅のいいところだなーと思います。

清水寺~大谷本廟

7:19京都駅着 荷物を駅構内のコインロッカーへ
7:30頃 市バス206系統で東山通りへ
7:50頃 五条坂バス停着 清水寺~大谷本廟へお参り
(大谷本廟の売店開店時間の関係で先に清水寺を参拝)

この時間(しかも平日)だとコインロッカーもバスも空いていましたし、
清水寺もストレスなく参拝することができました。
早い時間のお参りはいいですね。

ただ随求堂(胎内巡り)のお参りは9:00からなので、そちらも合わせてお参りしたい場合はご留意くださいませ。大谷本廟は宗祖親鸞聖人のご廟所(墓所)で、どなたでもご参拝可能です。

南座

9:00頃 市バス207系統で五条坂から四条京阪前へ
人通りの少ない南座を心置きなくスマホに収めます^^
四条大橋を渡り、南座が見えるというドトールへも行ってみました。

阪急京都線と嵐電を乗り継いで車折神社へお参りしたのち、
南座に戻ってくると11:30の開場時間ぴったりでした。
メインイベントの『浪人街』観劇です。
何度観ても新たな発見がある、毎回感動した素晴らしい舞台でした。

新橋演舞場や御園座もそうでしたが、由緒ある劇場に行くことができたのも
丸山さんのおかげです。感謝。

平安神宮~京都国立近代美術館

舞台の余韻を感じつつ、市バス46系統で平安神宮へ。
実はここまで来て足が痛くなってきました。
「南座で観劇」ということで少しおしゃれして、いつものスニーカーではなく細いヒールで朝から歩き回ってしまったので。。

平安神宮は桜の名所ということで行ってみたのですが、痛む足で広大な神苑を回ることは無理と断念し、お参りだけして帰りました。

とにかく一休みしたいのと、朝バスに乗っている時に見たポスターが気になり
近くの京都国立近代美術館へ。ここも初めて来る場所です。
気になった企画展は「若きポーランド」。当日券を買って入りました。

入口すぐにカフェがありましたが、あいにく空席がない様子。
広いロビーに休憩用の椅子がたくさん並んでいたので、まずは足を休めます。
と。このロビーからの桜が本当に素敵で!

川(疏水?)沿いに咲く桜並木が、窓枠の額縁で絵画のようにも見えるし、屏風のようにも見えるんです。
朝からたくさんの桜を見てきましたが、ここでもしばらく見惚れていました。

「若きポーランド」展、自分は知らない画家の絵ばかりでしたが、
気持ちが迫ってくる絵、目が離せなくなる絵、穏やかな気持ちになれる絵などバラエティ豊かな絵にたくさん出会えて、行って良かったと思いました。
6月29日まで開催されています。ご興味があればぜひ。

ちなみにロビーやカフェ、ミュージアムショップへはチケットなしで入れます。

夕暮れの中、白川沿いを散歩しながら地下鉄東山駅へ向かいます。
とっても趣のある素敵な通りで、川に鴨(!)がいました。
京都駅までは地下鉄(東西線→烏丸御池で烏丸線に乗り換え)で。
ポルタ(地下街)で夕食を済ませてから移動しました。

有馬温泉

京都→三ノ宮 JR在来線新快速
三ノ宮→谷上 地下鉄
谷上→有馬口→有馬温泉 神戸電鉄有馬線

と乗り継いで1時間30分ほどで到着。

本日のお宿【メープル有馬】

シングルの素泊まりで予約しました。
こちらのお宿、私のおすすめポイントは

☆お手頃価格の素泊まりプラン、お一人様用プランがある
素泊まりプラン、しかもお手頃価格のプランがあるのは嬉しいところ。
リニューアル記念価格(~2025年9月)ということもありますが、早割・クーポンなども用意されています。
リッチな朝夕食付きプランにもお一人様用プランがあって、ひとり旅を応援してくださっているな、と感じます。

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☆温泉宿なのに洋室のシングルルームがある
ツインやダブルのシングルユースは費用も高くなりがちですから、一人旅派にはありがたいです。
リニューアルされたばかりということで、とても綺麗で清潔。
ベッドはセミダブルで、お部屋もゆったりした広さでした。
バスルームはなくシャワールームのみですが、温泉のある大浴場へ行くので、充分だと思います。

・大浴場へ行く時にカゴがあると便利ですね
・ドリンクサービス
・おしゃれな浴衣はテンションあがります
・備え付けのドライヤー、あるとありがたいです(部屋で乾かしたい派←)
・お菓子(もっちり甘じょっぱ系で美味しかったです。売店でお土産に買いました)

☆チェックインは22:00までOK、チェックアウトは11:00までOK
温泉宿はビジネスホテルなどに比べてチェックイン時間が早いイメージ。
遅くてもいいのは助かります。
チェックアウトが11:00までOKだったので、朝、金の湯までゆっくり行って来られました。ありがたいポイントです。

☆お電話すれば一人でも送迎してくださること
駅まで迎えに来ていただきました。駅からホテルまではかなりの上り坂だったので、助かりました。

☆外湯チケット引換券がもらえる
有馬温泉は金泉・銀泉といわれる2種類の源泉がありますが、
こちらのお宿で楽しめるのは銀泉のみ。
金泉も楽しみたい人のために、チケットとフェイスタオルが無料でもらえます。

 

 

 

 

金の湯は、ホテルから歩いて10分ほど。行きは下り坂、帰りはちょっとつらい上り坂ですが、帰る頃(9:00過ぎ)にはお店もけっこう開店していて、食べ歩きも楽しそうでした。

帰り道にあった天神泉源(↓中)。天神社の境内にあります。良いお湯をいただいたお礼をしてきました。

 

 

 

 

 

 

姫路城

有馬温泉からのおすすめアクセス

朝、電車の時間を調べようと検索したら、候補に乗換なしのバスがありました。

神姫バスの【太閤ライナー】
有馬温泉から姫路城大手門前・姫路駅へ観光バスで直行、所要時間1時間20分、片道1,500円!
電車で行く場合とあまり変わらない時間で着き、料金も電車の場合とほぼ同じ(若干安い)です。
何より荷物を持って乗り換えなくてしなくていいのが魅力だと思いました。

高速バス 有馬温泉⇔姫路(神姫バス公式)

1日1往復ですが、毎日運行されています。
予約は不要(※)だったので、太閤橋バス停11:00発のバスに直接乗りました。

※満席の場合は乗れないわけですが、私が乗ったバスは5組で10名ほど。
定員の四分の一くらいだったでしょうか。なので乗れないことはよほどないと思われます。
逆に、空席の目立つ車内を見て、「こんなに便利なルートなのに、あまり知られていないのかなぁ」と思ったくらいです。
利用される人が増えて、この路線がなくならないといいなと思います。。

有馬温泉からの観光に姫路城、良かったですよ。
その際にはぜひ、太閤ライナーを選択肢に加えてみてくださいね。

ちなみに半分くらいが外国からのお客さんで、「よく調べて来られているな~」と感心しました。

姫路城大手門前にも停まるので、そのまま観光へ向かうことができます。

コインロッカー事情

姫路城にもロッカーはある(※)ようでしたが、空いているか不安だったのと、帰りのことを考えて、私は姫路駅までそのままバスに乗り、駅で預けることにしました。
(※実際、訪問者数に比して数が少ないと感じました)

バスを降りるとすぐ姫路駅の姫路城口(北口)で、入ってすぐの分かりやすいところにコインロッカーがたくさんあって助かりました。(ここのロッカーは硬貨を入れるタイプ)

姫路駅から姫路城まで

駅から天守閣が見えていますので、歩いていけます。
しかし本日の靴はヒールなしですが、自分の体力と相談し、バスで行くことにしました。
片道210円。(帰りはタクシーに乗り、ワンメーターで700円でした)

たくさんの路線バスが姫路城大手門前を通るようで、そのルートの乗り場にはお城の絵が描かれていて分かりやすいです。

姫路城口(北口)のバスターミナル⑥~⑩のバス停あたりへ行って、一番早く来そうなバス、たくさん並んでいるようなら、その次に来るバスに乗れば良さそうです。
(↓神姫バス公式サイトより)バス停マップ(神姫バス公式)

 

 

 

 

 

天守閣まで

大手門前のバス停から大天守が見えていますが、少し歩きます。

お天気に恵まれた桜満開の週末、お昼過ぎ。大勢の人々で賑わい、三の丸広場では、たくさんのお花見客が満開の桜を楽しんでいました。
桜とお城のコントラストが本当に綺麗で、どこをとっても絵になります。

 

 

 

 

入城チケット

大人1,000円(好古園との共通で1,050円)。
(来年2026年3月から、姫路市民以外は2,500円になるとの報道あり)

ふと、京都清水寺の拝観料500円は安すぎるかも。と思いました。
余談ですが。

チケットを求める列もかなり長く、「何分待ちだろうか」と気を揉みましたが、売場窓口も6か所あって、待ち時間は思ったほど長くありませんでした。

ちなみに今まで予約はできず、当日の窓口販売のみだったようですが
この4月から、来城予定日の90日前からデジタルチケットを買えるようになりました。
デジタルチケット導入について(姫路城公式)

「姫路城大発見」アプリ

ARやCGで可愛いキャラクターなどが出てきて場内を解説してくれるアプリです。
【「は」の門】あたりでインストールしました。
しかし、デジタル音痴のためか(?)途中まで使えず。。とほほ。
そして最後の方でやっと使えたとき、使えた!という嬉しさでAR画像の写真を撮り忘れてしまいました。シェアできなくて残念。

詳しくは↓姫路城公式サイトで
姫路城大発見アプリ(姫路城公式)

天守閣、こんなにたくさんの人が登って大丈夫だろうかというほどでしたが、自分のペースで歩くことももちろんできて、各階にある説明板を読みながら、上記のアプリを使いながら(最後の方だけですが)、一人でも充分楽しむことができました。

ちなみに安全上の配慮ということで、最上階だけは入場制限があって少し待ちましたが、それでも入場から1時間半ほどで見終えることができました。

今回は時間の都合で好古園を見られなかったので、また来られるといいなと思います。

おまけ(駅弁)

新幹線で食べようと買ったお弁当、「たけだの穴子めし(小)」1,500円。
美味しかった!

お店は、姫路駅北口(姫路城口)タクシー乗り場から少し行ったところ、サンマルクカフェの隣にありました。「できれば30分ほど前に予約を」とのことでしたが、知らずに行ってしまって、申し訳ないことをしました。
おなじ会社が作っている、穴子以外のおかずも入っているお弁当は、JRから新幹線への乗換口で売っていて、こちらも美味しそうでした。

旅の費用

2025年4月時点

往復交通費:15,900円
・地元の駅→京都(乗車券+自由席特急券)5,940円
・姫路→地元の駅(乗車券+指定席特急券)9,960円

現地交通費:6,030円
・京都市内バス(3区間乗車)690円
・阪急(京都河原町⇔大宮)340円
・嵐電(四条大宮⇔車折神社)500円
・京都市営地下鉄(東山→京都)260円
・JR(京都→三ノ宮)1,110円
・神戸地下鉄・神戸電鉄(三ノ宮→有馬温泉)720円
・神姫バス(有馬温泉→姫路駅)1,500円
・神姫バス(姫路駅→姫路城大手門前)210円
・タクシー(姫路城大手門前→姫路駅)700円

宿泊費:メープル有馬 12,150円
シングル素泊まり(クーポンとポイント▲4,000円割引後)

入場料・拝観料:3,550円

・清水寺500円
・京都国立近代美術館2,000円
・姫路城1,050円

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの旅のヒントになれば幸いです。

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