ひとり旅が好きな、たぬです。
ちなみに好きなだけで、達人ではありません。（安く行ける裏技！的な情報もありません）
ただ、58歳3か月、体力なし・語学力なし、でもおかげさまで持病もなし
という私の個人的旅の体験・経験が、誰かのお役に立てれば嬉しいなと思ってシェアします。
前置きが長くなりましたが。
先月、一生に一度は行ってみたいと思っていた、でもなかなか行けなかった
ペルーのマチュピチュへ行ってまいりました。
ずっと行ってみたいと思っていながら、なかなか行くことができなかったのは
単純に遠いということもありますが、人生でアメリカ大陸に行ったことがない、
まして南米なんて。という怖さがあったからだと思います。
しかもペルーは、外務省の海外安全ホームページで危険情報（レベル１～３）が出ていて、マチュピチュ遺跡や観光拠点のクスコには高山病リスクもある。
むぅ、さすがに今回は大手旅行会社のツアーに参加させてもらおうか、、と調べてみると５月下旬のローシーズンにも関わらず６０万円～７０万円。一人部屋オプションでさらに高くなると予想すると、私にとっては大変厳しいお値段であります。。
諦めそうになりましたが、「今より若い日はない、体力のあるうちにコンフォートゾーンの外にあるものに触れてこよう！」と決意。旅行会社のツアー代金３分の２くらいの予算で行けたら良しとしよう、と動き始めました。
日程は、2025年5月17日（土）～5月27日（火）の11日間です。
旅のプラン
2025年5月現在、日本からペルーへの直行便はないので、
アメリカやメキシコ、またはヨーロッパの都市を経由して入ることになります。
一般的にはアメリカ経由のようですが、ESTA（米国の入国許可事前電子認証）の申請が必要です。
メキシコ経由ならESTAが要りませんが、アエロメヒコ（メキシコの航空会社）の航空券が高かったので、私はロサンゼルス経由、シンガポール航空で行くことにしました。
ロサンゼルスからペルーの首都リマへ。
リマからマチュピチュ遺跡への拠点・クスコへ。
マチュピチュ遺跡の他に行くとすれば、ナスカの地上絵よりチチカカ湖（※）だな。。
（※インカ文明発祥の地とも言われ、先住民が暮らす島に泊まることもできるらしい）
アレキパという街も行ってみたい。というざっくりとした希望をつなげた結果、、
いつもの悪い癖と思いつつ、てんこ盛り詰め詰めのスケジュールとなりました。
2025年5月17日（土）成田→ロサンゼルス✈ ロサンゼルス→リマ✈ 機内泊
2025年5月18日（日）リマ→クスコ✈ クスコ泊
2025年5月19日（月）クスコ→マチュピチュ マチュピチュ泊
2025年5月20日（火）マチュピチュ遺跡観光 マチュピチュ→クスコ クスコ泊
2025年5月21日（水）クスコ→プーノ プーノ泊
2025年5月22日（木）チチカカ湖観光 プーノ→アレキパ アレキパ泊
2025年5月23日（金）アレキパ市内観光 アレキパ→クスコ✈ クスコ泊
2025年5月24日（土）クスコ市内観光 クスコ→リマ✈ リマ泊
2025年5月25日（日）リマ→ロサンゼルス✈ ロサンゼルス泊
2025年5月26日（月）ロサンゼルス→ ✈ 機内泊
2025年5月27日（火）→成田→中部✈
イメージはこんな感じ。クスコ起点で回ります（画像はGoogleMapより）
旅の準備
1.フライトの予約
2.マチュピチュ遺跡の入場チケット購入
3.宿の予約
4.現地移動手段・オプショナルツアーの予約
5.ESTAの申請
6.海外旅行保険の申し込み
7.スーツケース・ポケトーク予約
8.外貨両替
9.虫よけ・薬の購入
10.Google Mapのオフライン地図ダウンロード
フライトの予約（Trip.com利用）
成田→ロサンゼルス（シンガポール航空）
ロサンゼルス⇔リマ（ラタム航空）
リマ⇔クスコ（ラタム航空）
アレキパ→クスコ（ラタム航空）
ロサンゼルス→成田→中部（JAL）マイル利用
JALマイルの残高がロサンゼルスへの往復には不足していたので
行きはシンガポール航空、帰りは55,000マイル利用でJALを予約しました。
アメリカ経由にしたのは上述の通りアエロメヒコが高かったのと、
ロサンゼルス経由にしたのは、アメリカの他の都市経由より安かったためです。
ラタム航空はスカイ航空やJet Smartに比べて高いのですが、信用を買うつもりで選びました。（プラス、JALと同じアライアンスでマイル積算される）
どの路線もスタッフの方々が親切で、機内食も美味しかった（！）ので、選んで良かったなと思います。（ロサンゼルス⇔リマの国際線はエンタメも充実してました）
失敗したな、と思うのは【受託手荷物（預け入れ荷物）込み】のチケットにしたこと。
私はいつも荷物は機内持ち込みだけなのですが、万が一、重量オーバーなどで
受託手荷物としなければならない場合に備えての選択でした。
でも重量オーバーになった場合は、その時に追加料金を払えば良かっただけのこと
（実際なかった）。
過度の（？）ビビリでフライト代が割高になりました。。
【機内持ち込みのみ・日程変更可】のチケットで良かったと思います。
↓私が選択したチケットの許容量
マチュピチュ遺跡の入場チケット購入
世界遺産を守るために、遺跡への一日の入場者数が制限されています。
行きたい日のチケットが売り切れてしまう可能性もあるため、チケットは早め（3か月前くらい）に買っておいた方がいいと言われています。
また、以前は当日でも（券が残っていれば）買えたそうですが、マチュピチュで会った人に「今（2025年5月現在）、当日券は買えない」と聞きました。（そのため、その人はマチュピチュ村で２泊延泊することになったそうです！）
なので、マチュピチュ遺跡を目的にペルーに行くのであれば、事前入手をおすすめします。
チケット込みのガイドツアーに参加する手もありますが、私は入場チケットだけ確保しました。オンラインで購入可能です。
公式サイト
https://machupicchu.center/ja/USD/machupicchu.gob.pe
コースは特別な希望がなければ、２Aクラシックか２Bローワーテラスでいいと思います。（どちらもほとんど変わらないので、２Aが売り切れていたら２BでもOKかと）
私は２Bローワーテラスを購入しました（USD62）。
↓２Bルートの地図。公式サイトから画像お借りしました。
現地ガイドについては、必須だとの記事も見かけたのですが、もしそうなら現地でお願いしようと思って、事前手配はしませんでした。
結局、私が行った2025年5月下旬、必須ではありませんでした。（あくまでオプションだということです）
必須かどうかに関わらず、あった方がいいと思われる方は、上記サイトでも予約可能です。（見てみたら、英語・スペイン語のグループツアーは＠USD25に対し、日本語はプライベート・グループ関係なく＠USD160でした！）
他にも、GET YOUR GUIDEなどでガイドツアーの事前予約が可能です。
宿の予約（Booking.com利用）
Booking.comはほとんどの宿がキャンセル可能の現地払いが選択できましたし、アプリ管理も楽でした（宿との連絡もアプリ経由でスムーズにできました）。
タクシー手配などのオプション予約も便利だと思いました。
予約実績による特典プログラムで割引もあります。
（それぞれの宿の感想は別途書きたいと思います）
現地移動手段・オプショナルツアーの予約
クスコ⇔マチュピチュ間の移動：行きペルーレイル、帰りインカレイル
プーノ→アキレパのバス移動：Cruz del Sur（クルス・デル・スール）
その他のオプショナルツアー：GET YOUR GUIDE利用
（それぞれの詳細は別途書きたいと思います）
ESTAの申請
公式サイトで自分で申請可能です。
公式サイト
代行してくれるところもありますが、法外な料金請求などのトラブルも聞きますし
申請方法について説明しているサイトがたくさんありますから、それらを参考に、
分からない単語や文章を別タブで翻訳（※）しながら自分でやりました。
※日本語に翻訳して進めることもできますが、名前がうまく反映されなかったので
英語の申請画面のままやり直しました。
認証ステータスが【UTHORIZATION APPROVED】になったら完了です。
私は念のため印刷して持っていきました。
成田でシンガポール航空にチェックインする時と、ロサンゼルスで入国する時見せましたが、ロサンゼルスでは要らなかったかも（電子認証ですもんね…）。
海外旅行保険の申し込み
私が持っているクレジットカード付帯の保険では、死亡保険しか出ないので
別途申し込みをしました。
比較サイトで検討して、エイチ・エス損害保険の【たびとも】に加入。
北米＆中南米11日間、P1タイプ（以下補償）で保険料5,120円でした。
↓私が加入した補償内容
スーツケース・ポケトーク予約
・スーツケース（アールワイレンタル利用）
行きのシンガポール航空の機内持ち込み制限７キロ（！）をクリアするには、手持ちのスーツケース（本体だけで3.3キロ）では難しいと判断、軽いスーツケースをレンタルすることにしました。重量1.7キロ！軽そう！
14日間借りて（＋変圧器と変換プラグも無料で借りられて）、6,480円でした。
↓私が借りたタイプ。公式サイトより画像お借りしました。
https://www.ry-rental.com/
届いたのは使い込まれた感のあるものでしたが、使用には問題ありませんでした。
成田空港でチェックイン前に重さを量ると6.1キロ。7キロを余裕でクリアでした。
（自前のスーツケースではクリアできなかった…）
持ち込み制限のこともありますが、頭上の荷物入れへ自分で入れられる重さと考えると、今の自分にはこのくらい。軽いスーツケースを借りて正解でした。
次の海外旅行の時には購入もありだな、と思うものの、海外へそんなに頻繁には行かないし、レンタルできたのはやはりありがたいことでした。
返却するのも簡単で、送られてきたときの段ボールに入れて、（同送されてくる）ゆうパックの着払伝票を貼って集荷依頼をするだけでした。
・ポケトーク（JALABC利用）
どうやらペルーは英語が通じないらしいし、当方、スペイン語はおろか、英語もおぼつかない。
ポケットWi-Fiを借りて、あるいはsimを買ってスマホで翻訳か、
通信機能内蔵のポケトークか。何らかの翻訳デバイスが要るなと思いまして。
私のスマホはeSim対応じゃないので、物理のsimを交換しなくちゃならない。この心理的ハードルは高く、ポケットWi-Fi とポケトークの二択に。
最終的に本体が小さくて軽い、ポケトークを借りることにしたのですが…。
使ってみた感想としては、ポケトーク、要らなかったかなぁ。
理由は、使いたいと思う場面で「ネットワークが不安定」となって使えなかったし、
空港のアナウンスや、グループツアーでガイドさんのお話を聞く場面など、
そもそも１対１の会話じゃない場合は使えないことを考慮に入れてませんでした。
ちなみにお値段は、割引後・補償料金込みで11日間9,570円。
借りるのも返却も空港でできるので、それは便利だなと思いました。
余談ですが、通信環境なしでの旅行はやはり不便でした。。
すべての連絡は宿に着いてWi-Fiにつないでからになるので、遅れたりできなかったり。「あえてなし」主義の方もいらっしゃいますが、私は次から「あり」で行こうと思いました。
外貨両替
出発日に空港で、というのはバタバタするなと思いつつも、日にちがせまってきて宅配の選択肢がなくなってしまい、外出のついでにトラベレックスの実店舗で両替しました。
細かなレートは忘れてしまいましたが、500USDを75,310円で買ったので＠150.62
5/14仲値 ＠147.33 との差額 ＠3.29
手数料は＠3.29×500＝1,645円というところでしょうか。（計算違ってたらスミマセン）
手数料を小さくする方法を探すのが面倒になり、こんな感じになりました。。
虫よけ・薬の購入
・虫よけ
5月～7月にかけて、マチュピチュにブヨのような虫が発生するとのことで、ウェットティッシュタイプのものを購入。10枚ほどを小分けにして持っていきました。
が、私が行った5月下旬には特に虫は出ず、虫よけを塗ったりスプレーしている人も見かけませんでした。
・薬
高山病リスクがあるのは承知していたのですが、高山病予防薬には処方箋がいるため
病院の受診が必要で、しかも予防薬に副作用の可能性があるということで、結局予防薬は買わずに、頭痛薬（バファリン）と胃腸薬（太田胃散整腸薬）を購入。
少しでも頭痛がしたり、お腹の調子が崩れたりした時にはすぐに飲みました。
ひどい高山病にはならなかったものの、やはり頭痛などの症状は出たので、予防薬を飲んでおくべきだったかなぁと思っています。
Google Mapのオフライン地図ダウンロード
ポケトークのところで書きましたが、今回の旅では通信環境なしで過ごすため
行く予定の都市の地図をオフラインで使えるようにダウンロードして、泊まる予定のホテルや駅・バスターミナルなどにフラグ立てしておきました。
オフラインでは経路検索やお店の情報取得などはできませんが、GPSで自分が地図上のどこにいるかは知ることができます。これは結構役に立ちました。
他にも、Spotifyのプレイリストダウンロード、SUPER EIGHTアプリに「超アリーナツアー2024」のライブ映像などダウンロードして、オフラインでも可能な空き時間対策をしていきました。これもすごく役に立ちました♪
ということでいよいよ出発です！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの旅のヒントになれば幸いです。
