初めての南米大陸、ペルーへ6~チチカカ湖・ウロス島へ~

海外の旅

ひとり旅が好きな、たぬです。
ちなみに好きなだけで、達人でもありませんが
58歳3か月、体力なし・語学力なし、でもおかげさまで持病もなし
という私の個人的旅の体験・経験の記録が、
誰かのお役に立てれば嬉しいなと思ってシェアします。

旅のプラン

マチュピチュに次いで行きたかったのはチチカカ湖。

・湖の中に植物で作った浮島に暮らす人々がいる(ウロス島)
・インカ初代皇帝が妹とともに降り立ったという伝説がある
・汽船が航行する世界最高地点(標高3,890m、富士山山頂より高い!)

と聞いたら、行きたくもなるというものです。

湖の島をめぐるツアーはいろいろ出ていて、ウロス島、タキーレ島、アマンタニ島の3島全てをまわる、あるいは2島だけ、ウロス島だけなど様々です。
島で1泊するプランもあり、さぞかし美しい夜空だろうと大いに惹かれたのですが
別の町(アレキパ)に行ってみたい気持ちもあります。

プーノからアレキパまでの長距離バスを調べたら、Cruz del Solで夜行も昼行もあり、昼行は14:45発。アレキパ着が21:30と少し遅いですが、レイトチェックイン可能なホテルなら大丈夫そうです。この昼行バスで移動することを前提に、午前中のウロス島のみ半日ツアーに参加することにしました。
ツアーは日本で予約することもできますが、たくさんのツアーが出ているようなので、現地で直接申し込めるだろうと予想。ここは予約なしで行きます。

2025年5月22日(木)

午前 チチカカ湖観光 現地ツアー参加予定
14:00 プーノからアレキパへ移動(長距離バスCruz del Sol利用)
21:30 アレキパ着予定

長距離バス予約(Cruz del Sol)

他にもバス会社はあるのですが、安全かつ快適との口コミが多く、オンライン予約ができるCruz del Solに乗ることにしました。
空席があれば当日でも乗れると思いますが、詰め詰めスケジュールで動く身には事前予約が安心です。

Cruz del Sol公式

1階席の方がリクライニング角度が深いためかお値段ややお高め。
私が予約したときは席選び放題だったので逆に迷いましたが、階段に近い2階の一番前の席にしました。75/s(事前クレカ決済で3,212円)。

洗濯屋さん

事前に立てたプランでは、午前中のウロス島ツアーに現地で参加する、だったのですが。風邪&高地で体調が崩れてしまい、当日の今朝もまだ本調子ではありません。

ツアー参加はあきらめて、少しゆっくりしよう。
そう思って朝食をいただき、チェックアウト時間ぎりぎり(11:00)まで休ませてほしいと伝えました。

ただ、できればやっておきたかったことが洗濯です。
(下着3組・アウター2組しか持ってきていないので、限界にきていた)
事前に調べたら、ペルーにコインランドリーのようなものはなく、洗濯屋さんがあるとのこと。宿の近くに評判の良い洗濯屋さんがあるようなので、昨日のうちに持ち込んで、今日引き取れればベターでした。結局、体が動かず断念したわけですが。

その洗濯屋さんが営業開始8時からとなっていたので、朝一ですぐやってもらえないか、ダメ元で聞いてみようと思い立ち、出かけることにしました。

受付のお姉さんに「洗濯屋さんへ行く」と言うと、「洗濯ならうちでもできますよ」とのこと。え、そうだったの?ランドリーサービスがあるのは一定のクラス以上のホテルだと思いこんでました…。

でも、今からだと仕上がりが15時過ぎになるとのこと。14時のバスに乗る予定なので間に合いません。そう言うと、「昨夜ご依頼いただいていれば、チェックアウト時間までにお渡しできたのですが」だそう。残念すぎる。宿から出ずして洗濯は完了してたのに~。

決めつけないで、何でも聞いてみること。日常生活でも大事な教訓をいただきました。

結局近くの(と言っても片道15分くらいかかった)洗濯屋さんへ行くと、ドアが閉まっていて「御用の方はお電話ください」的な張り紙がしてあります。
通信できないスマホ、スペイン語が話せない私、どうしたらいいものか…。
隣の食料品店が開いてる。聞いてみよう。

「あの、隣のお店は開いてないんでしょうか」
するとお店のお姉さん、「ああ」と言って奥に行ってしまったと思ったら
「今開けるから、待ってて」と。拍子抜けしつつ、お礼を言って出てみると
洗濯屋さんのドアが開いて、人の好さそうなおばさん(←愛情込めて)が出てきてくれたのでした。

2時間でお願いできないか聞いてみると「何とかやってみます」と。ありがたい(感涙)。
代金はキロ単位のようで、私は2キロちょっとで20.4/s(@40で816円)でした。

約束の10時過ぎに取りに行くと、「ここがちょっと乾いてないんだけど」と靴下の先の方を見せてくれたのですが、全く問題なし。「ノープロブレム!大感謝!」とジェスチャー・英語・スペイン語で心からの感謝を申し上げたのでした。muchas gracias! Señora☆

洗濯ものはたたんでくれてました。
ただ乾燥機にかけたら縮むような素材は預けない方がいいと思います、念のため。

LAVANDERÍA MI PERÚ
Moquegua 606, Puno 21002

洗濯屋さんと右隣の食料品店つながってるよう 同じ家族のお店だったのかも

ウロス島ツアー

洗濯屋さんへの2往復をはさみながらも体を休めることができて、少し回復してきました。

11時。今からツアー参加は難しいだろうけど、島へ行く定期便(島民も利用する佐久島へ行ったときのフェリーみたいの)はないのかな?

そう思って、チェックアウトするとき受付のお姉さんに聞いてみました。

個人で行ける?

観光客が島に行く方法はツアーしかないとのお答えでした。
(私の理解不足で、行けなくはないけどツアーがベスト、ということなのかも)
想像していた定期便もあるけど交渉がいるとか、船を自分でチャーターしないといけないとか、目の前にいる私ではとても無理、と思って言ってくれたのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

(Booking.comで予約するとき、このホテルはツアーデスクありと書いてあったのを思い出しました)

7時、9時、13時に所要時間3時間のグループツアーがあると教えてくれましたが、当方今日の14時のバスに乗る予定なので、どれにも参加できません。個人で行くとしたらプライベートツアーになりますね、とのこと。

「それはおいくら位かかりますか?」とお値段を聞いてみます。
「100/sくらいじゃないでしょうか」
100/s、、4,000円ってこと?そんなに安く行けるならお願いしてみようかな…。

「できるか、確認してみましょうか?」
「あ、はい。でも時間がないんですよね」
「プライベートツアーですから、所要時間もお客様のご希望通りです」
あそうか、そうですよね。

お姉さん、何軒か電話をかけてくれます。
「150/sは出さないと難しいみたいです」
そうですか、そうですよね。プライベートツアーですもんね。
6,000円、相場は分からないけど、あきらめるほど高くはない。
せっかくここまで来たのだから、行ってみよう。
宿代と同じく支払いはキャッシュのみ、ドルで払えるか確認して(ソルの手持ちでは足りなかった)、OKだったのでお願いしました。42ドル。

ロビーでパッキングをやり直したり、スーツケースを預けたり、待つこと10分ほど。
ホテルにお迎えのタクシーが来てくれました。
プライベートツアー、開始です!

プライベートツアー

ホテルから、桟橋への入口まで車で5分ほど。

タクシーを降りると、女性が待っていました。ここから埠頭まで車の乗り入れができないようです。この方がガイドさんかな?と思って付いて行きますが、船乗り場に着くと船長さんに
「あとはよろしく(たぶん)」と帰ってしまいました。飛行機に一人で乗る小学生が申し送りされてるみたいです。

船長さんが「これに乗って」と促します。何と言っているのかは分からないのですが、船の自慢をしているようです。大きな船だなぁ、と乗ってみて座席を数えたら50個ありました!50人乗り?それを私一人のために出すの?プライベートツアーってそうなるの?!

エンジンがかかり、席に座って待っていると、突然にゅ~っと現れた男性が隣に座りました。自己紹介も特になく、しばらく経って「この人がガイドさんか」と分かるという、今までにないパターンです。悪い人じゃなさそうだけど、ビックリした。驚きの連続。

ウロス島まで約30分。湖底を削り、削った土を両側に埋め立てた運河のようなところを船が進んでいきます。デッキに上がると風が気持ちいい。
ものすごく天気が良くて、青空とそれを映した湖面がとってもきれいでした。

 

 

 

 

 

 

 

ウロス島は、元々ウル族と呼ばれる人々が住んでいたそうですが、現在の住民はケチュア族・アイマラ族と混血が進み、言葉もケチュア語とアイマラ語(どちらか、または両方?)を話すそうです。

ガイドさんが見せてくれた対比表 「kamisaraki(おはよう)」だけでも覚えてと

なぜ彼らのご先祖が湖上の浮島で暮らすようになったのか、諸説あるようですが、
侵略者(スペイン人)に追われて、あるいは逃れるためという理由だとしたら、何とも悲しい話です。でもそれで類いまれなる文化が育まれたとも言えるのですが…。

ウロス島

ウロス島に到着しました。
ここはトトラと呼ばれる植物を積み上げて作られている浮島で、大小さまざま複数の島が浮かんでいます。そのうちの一つにおじゃまします。6家族が暮らしている島だそうです。

さっそく覚えたての「kamisaraki(おはよう)」とアイマラ語で挨拶。
足を踏み入れると、ふわふわしています。足元がぐらつくゆらゆらではない。
そして踏んだところから知ってる香りがします。イグサの香り。地面に積んだイグサの山を歩いたらこんな感触がするかな、という感じ。水の上とは思えません。

水につかっている部分が腐ってきたら新しいトトラを重ねる、というメンテナンスを週1くらいで行うんだそうで、大変そう…。おうちや小舟もトトラで作られています。

コンドルもトトラ製/小舟乗り場      島の玄関/奥に見えるはシャワー設備?

おうちの一つを見学させてもらいました。
おうちと言っても、3畳くらいの広さの寝室といった感じ。電球やラジオもあったので、電気も使えると思います。
台所など水回りはたぶん6家族共同だろうと思います(質問したいとき質問できない悲しい語学力)。

男性は主に漁業の仕事(湖で魚が採れる)、女性は刺繍などのハンドメイド商品を作る仕事をしているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おうちを見せてくれた女性。彼女の刺繍作品
後ろに立っているのはソーラーパネルっぽい

刺繍は、どれも独特の色合いとデザインで素敵でした。
私はここでクッションカバーを購入。70/s(@40として2,800円)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

模様にはそれぞれに意味があるのだろうな~ 水鳥やお魚がかわいい

大きなサイズのものは、お値段的にも持ち帰ることを考えても難しかったので、クッションカバーの中からこのデザインを選びました。
あくまで買い物は任意ですが、地元女性の手仕事をささやかに応援できたら嬉しいな、の気持ちも込めて(チンチェーロ村でも同じ気持ちで)。

旅先でお金を使うことは、国内・海外問わず、その土地への感謝・お礼にもなるかな、と思い、物を買う以外(マッサージを受けるなど)も含めて、できる範囲でしたいなと思っています。

余談さておき。
ガイドさんは、「(トトラ製の)小舟に乗りましょう」としきりに薦めるのですが、時計を見ると12:45。もう帰らないといけない時間です!
「13:30にホテルに戻らないといけないから」と何度か言うと、渋々あきらめてくれました。
最初からタイムリミットは伝えてあったのに忘れたのか、間に合うと思ったのか…。
おそらく通常のツアー(3時間)では、小舟に乗っていくつか他の島も訪ねるのでしょう。申し訳ないけど、仕方ありません。

ということで残念ですが帰路につきます。
ウロス島には幼稚園・小学校まであるけど、それ以上になるとプーノの学校に通学する
診療所はあるけど病院はない などの話を聞きました。

 

 

 

 

 

 

 

ガイドさんが乗せたがっていた、トトラ製の舟 動力は右側のボート?

 

 

 

 

 

 

魚を採る舟

 

 

 

 

 

 

運河でもサッカー

お客さん一人を乗せた5人乗りくらいのボートとすれ違いました。
プライベートツアーってこんなものだと思ってたなぁ。
「その時出せる船」がたまたま50人乗りだったのか、今でも疑問ではあります。

船着き場に戻り、ガイドさんと桟橋を大通りまで歩きます。
ここでツアー終わりかな?と思っていたら、タクシーを拾ってくれました。
気になっていた三輪タクシー!「こういうのもいいでしょ(たぶん)」とにっこり。
こちらも笑顔でグーサインです。
そして「ホテルまで(たぶん)」と言ってお金を渡しています。
そうか、私がホテルに着くまでがツアーのパッケージ料金なのね。

このガイドさん、今まで出会ったグループ観光ツアーのガイドさんのような情報量(?)はなかったけれど(あっても私の語学力では半分しか分からなかっただろうし)良い人でよかった。

駆け足のツアーだったけど、これはこれで楽しかったです!

桟橋にあった松みたいな木           三輪タクシー

アレキパへ

さよならプーノ

宿に戻ると、ツアーをアレンジしてくれた受付のしごできお姉さんが、ロビーのお掃除中。何役もこなす働きぶりで感心します。この規模だと家族経営なのかな。

預かってもらっていたスーツケースを受け取って、「今からバスターミナルへ行く」と言うと、タクシーは要るかと聞いてくれます。歩いて行くというと、丁寧に道順を教えてくれました(危うくまた間違えるところだった)。ほんとにほんとにお世話になりました!

Hostel Sol Andina Inn
Av. Simon Bolivar N° 857, Puno

滞在時間わずか20時間ほど、洗濯とウロス島駆け足ツアーだけのプーノでしたが、たまたま下町界隈にいたからか、先住民割合が高いせいなのか、温かい人情が心に沁みた街でした。

残念なところは、排気ガスで空気が猛然と悪いこと(初日マスクなしだったので、私のノーズファンシーは真っ黒になっていた)。現地の人はあまりしていなかったけれど、我慢できずに2日目は朝からマスクして歩きました。

プーノのバスターミナル

昨日到着したところと同じターミナルから出発です。

 

 

 

 

 

 

 

予約時のメールに以下が書いてありましたので、おやつを買っておきます。
(要は軽食サービスがない、ということですね)

  1. バス出発の30分前に搭乗口に到着してください。
  2. 有効な身分証明書の原本を持参して搭乗する必要があります。
  3. 手荷物は100%密封されていなければなりません。
  4. ヘッドフォンを装着します(Bluetoothではありません)。
  5. 毛布を持参してください。
  6. おやつを持ってきてください。

ターミナルの中に何軒かある、キヨスクのようなお店で調達。
食欲もないのでバナナとシフォンケーキみたいの、それと大事なお水を買います。
(シフォンケーキの1ピースが大きい…)

飛行機に乗るとき同様、カウンターで荷物をチェックイン。スーツケースを預けると、鍵がかかっているか確認して引換証を搭乗券に留めてくれました。ちゃんとしてて安心。
税金(ターミナル使用料)を窓口で支払うように案内されるので、指示どおり行って納めるとシールを搭乗券に貼ってくれます。ここまでを済ませて、駐車場で待つ流れです。

いろいろなバス会社の窓口が並んでいて「クスコ~クスコ~」など呼び込む声がします
クルスデルスールのカウンター
ターミナル中央あたりにある税金支払窓口

 

 

 

 

 

 

 

手数料を払うとシールを貼ってくれる

乗車手続きを待っていると、「日本人ですか」と話しかけられたので
そうだと答えると「僕は先月日本へ行ってきたんです。桜がきれいだった」とのこと。
ベルギーから来た(30代くらい?)男性で、来月はアフリカへ行く予定だそう。
4月日本、5月ペルー、6月アフリカって、すごいなあ。
何をされてる人なんだろう、と思いましたが長く会話を続ける自信もないので聞かず。
(語学力、なくても旅はできますが、あれば一期一会も深いものになることでしょう…)

Cruz del Solのバス

乗車時間になり、先ほどのベルギー男性は1階席へ、私は2階席へと乗り込みます。
座席も広くゆったりで、リクライニングも140度と充分です。(ちなみに1階席は160度)
飛行機のようなエンタメも用意されていました。

出発して数時間経った頃…。
途中でバスが止まったので、トイレ休憩でもあるのかと思ったらその気配はなく、何やら検問のような所で結構な時間足止めされました。(他の車はどんどん進んでいくのに)
毎回のことなのかは分かりませんが、到着が予定時刻よりさらに遅くなると困るなーと気を揉みました。

テントに書かれたSUNAT とは?
(調べたら税関だった)
国内移動なのに?
長距離バスだから?
謎は未解決

 

 

 

車窓は、出発直後(15時頃)は眩しすぎ、日が落ちてからは暗くて見えず、2階席1番前である意味はあまりなかったですが、夕暮れはとてもきれいでした。

 

 

 

 

 

 

標高3,827mのプーノから標高2,335mのアレキパへ、ある地点から一気に下がっていくので、バスなのに飛行機の離着陸時と同じ「耳にキーン」という感覚がします。
体調すぐれないせいか、しばらく続いて辛かった…。

アレキパのバスターミナル

旅程の中で、事前準備(予約)をしていないものがいくつかありました。
アレキパのバスターミナルから町の中心までの移動もそのひとつです。
Booking.comで事前検索したときに「?」となるくらい料金が高かったのと、ペルーへ入って5日め、そろそろ慣れてタクシーくらい乗れるだろう、と思ったから。

しかし深夜とは言わないまでも、日が落ちた21時過ぎという時間に、大丈夫だろうか。
という不安がなかったわけではなく、バスの中で「あのベルギー男性と相乗りさせてもらえないかな」と思いつき、聞いてみることにしました。

バスを先に降りていた男性に聞くと、「いいですよ」との答え。
ほっとしてスタスタ進む男性に付いていって、ふと「あれ?スーツケース」と思い出しました。荷物をピックアップするのを忘れてました!
バックパックひとつだけの男性に「荷物は?」と聞くと、預け荷物はないと。
私はスーツケースを引き取りにいかねばならないので、仕方なくそこで別れました。

一旦バスの降車エリアを出てしまってから、荷物を引き取りに再入場するのは大変です。状況を必死に説明するも分かってもらえなくて、最終的に荷物の引換証を見せながら
「私今プーノから来たの!荷物がまだバスにあるの!」とジェスチャーと日本語で訴えてました。
結果的に意図が通じて入らせてもらえましたけど、58歳マダム、もう少しスマートに旅をしたいものです…。

それにしてもあのベルギー男性、通勤か通学に使うようなバックパック一つで外国を旅するとは。職業、旅人かもしれない。

タクシーでアルマス広場へ

相乗りさせてもらう作戦はダメになったし、荷物を無事引き取れたところで落ち着こう。
トイレを済ませてゆっくり歩いていると「タクシー?」と近づく男性が。
感じの良い人だったので「セントラルまでいくらですか?」と聞くと15/s。
初日クスコの空港から宿までの半分ではないですか。
念のため50じゃないか、スマホの電卓画面で確認してからお願いすることにしました。

無事アルマス広場に着きました。
最後まで感じよく、荷物もちゃんと運んでくれたので、15/s+チップ1ドルを渡します。
すると、その1ドル札を「これは多いです」みたいに返してくださる。
ここはチップ文化がないのだろうか…。でも気持ちですから。
「チップです」ともう一度渡すと「いいのかな…でもありがとう」みたいな顔で受け取ってくれたのでした。

考えてみると、彼が提示した15/sという値段は(ガイドブックによる)相場の1.5倍。
ターミナルの中で待っていたこと(駐車料金がいる)、遅い時間だったことを加味した割増料金だったのでしょう。それ以上のチップなんて、という思いがあったのかもしれません。でもチップを返す人なんて初めて見ました。大当たりの運転手さんで良かった。
「予約しないでタクシーに乗る」が無事以上の体験になった、素敵な出来事でした。

本日のお宿

La Plaza Arequipa Hotel Boutique
Portal de San Agustín 113 A, 04001 Arequipa, Peru

翌日の観光時間も短いので、アルマス広場に近くて便利、レイトチェックインできるホテルという点で選びました。朝食込み64.80ドル(クレカ決済9,694円)。
前半4泊平均の2倍以上のお値段。なかなか贅沢です。

ホテル名に「Boutique」とついているだけあって、内装もインテリアもおしゃれ。
改装したてなのか、水回りもすごく清潔でアメニティも充実しているし、お水のペットボトルとグラスも置いてありました(日本だと割と当たり前のサービスですが、前半4泊がミニマム&シンプルだったので感激している)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし到着時間が遅かったためか、受付が夜勤のおじさんぽく、英語はダメなよう。
朝食時間と場所を聞くために、スペイン語に翻訳した画面を準備するのは風邪プラス長距離バスの疲れで弱った心身にこたえました(スペイン語を覚えよう!って話ですね)。

時間も遅いし、髪を洗うのは断念(ペルーは秋。2日くらい大丈夫!)。
シャワーを浴び歯磨きをして、鼻のかみ過ぎでガビガビになってしまった鼻の下にアロエ軟膏(効くんです!)を塗り、横になりました。

風邪薬が切れ、ソルのキャッシュがなくなってきたので、明日は観光の前に薬局と銀行へ行かねば。

朝食つき

アルマス広場を見下ろすバルコニーで食べる朝食は優雅な気分です。
ただビュッフェスタイルだったのに朝食開始の7時に準備が完了していなくて、食べている間に次々と料理が増えていきました…。食べ終わる頃になってようやく焼いてくれたスクランブルエッグ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眩しいほどの朝の光

本日のお会計

観光ツアー(ウロス島プライベートツアー)42ドル
長距離バス(Cruz del Sol)75/s(事前決済3,212円)
ランドリー代(LAVANDERIA MI PERU) 20.4/s
刺繍クッションカバー 70/s
バナナ・シフォンケーキ・お水  4/s
バスターミナル使用料(プーノ) 1.9/s
トイレ代(アレキパ)0.5/s
タクシー代(アレキパ)15/s
ランドリーチップ1ドル
ガイドチップ1ドル
タクシーチップ1ドル

小計

45ドル(@150円として約6,750円)
111.8/s (@40円として約4,472円)
3,212円(事前決済)

合計14,434

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの旅のヒントになれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました