初めての南米大陸、ペルーへ2~まずはクスコへ~

海外の旅

ひとり旅が好きな、たぬです。
ちなみに好きなだけで、達人でもありませんが
58歳3か月、体力なし・語学力なし、でもおかげさまで持病もなし
という私の個人的旅の体験・経験の記録が、
誰かのお役に立てれば嬉しいなと思ってシェアします。

旅のプラン

今回の旅のメインはマチュピチュ遺跡。
クスコが拠点となるので、まずはクスコへ。
クスコはインカ帝国の首都だったところで、ペルー観光の中心地です。

2025年5月17日(土)
成田→ロサンゼルス✈  SQ0012 18:40 NRT → 12:50 LAX
ロサンゼルス→リマ✈  LA2477 21:25  LAX  → 08:05  LIM    機内泊

2025年5月18日(日)
リマ→クスコ✈          LA2045  13:55  LIM → 15:20 CUZ クスコ泊

余談ですが、
出発前日にSUPER EIGHT丸山隆平さん主演映画『金子差入店』を無事初日鑑賞。
思い残すことなく(?)翌17日に出発いたしました。
(本ブログ、旅ブログということで細かな感想は記しませんが、
普段意識しない(または意識的にしまっている)根源的な感情を揺さぶられたといいますか、
とにかく素晴らしい作品でした。推しが主演という理由で観ることができたという、ご縁に感謝です)

成田からロサンゼルス

シンガポール航空

事前オンラインチェックインでも、成田空港での端末を使っても「アメリカでの住所」入力が必須となっていて、私のような「乗り換え」組は何て書く?とそこから進めなくなってしまいました。
「特別なアシストが必要な方々」向けカウンターに並ぶよう言われて、待つこと小一時間。(SpotifyでSUPER EIGHTブチ★I GOT ITプレイリストを聴いてたおかげで大丈夫♪)

ESTAを申請しているか聞かれたので印刷したものを見せて手続きをしてもらいました。あの「アメリカでの住所」欄は何て書けば良かったのか、、結局分からずじまいです。

機内食は、日本発便ということで日本食らしきものも出ました。普通に美味しかったです。
CAさんのユニフォームが素敵でサービスも良かったです。(日本発便なので?日本のCAさんがいらして、到着まで日本語対応で安心でした)

夕食:左奥に見えるのが茶そば       朝食:焼きそば

ロサンゼルス空港

土曜日のお昼到着だったせいか、入国審査(※)に長蛇の列。通過したときには15時を過ぎていたので、2時間弱並んだことになります。。(※乗り換え組も、一旦は入国します)

出発前に、乗り継ぎの合間にあわよくばハリウッドまで行けないか画策してみたのですが、ダウンタウンまでバス、そこから地下鉄という道のり。この日は週末でドジャースの試合もあったし、道路の混雑状況も分からない中、リマ行きに乗り遅れてはいけないと、空港から出ないことにしました。

カウンターでのチェックインまで3時間ほど。
お水を買い(5ドルもしてビックリ!)、ちょうど良く目立たない椅子に座って、
SUPER EIGHT「超アリーナツアー2024」のライブ映像と特典映像「ロッキンひたちなか」を楽しみました♪

ロサンゼルスと言えば、この方ですよね~

ロサンゼルスからリマへ

ラタム航空

リマ行き、30分遅れました。
案内板には「時間変更」と出て「遅延」とは出ません。
地元セントレアでは「遅延」と出る気がするけど、、文化でしょうか??

余談ですが、この待ち時間、ペルーへ帰国するというマダムと歓談してました。
この時ポケトークが最高に活躍。時折私の滑舌問題で「シクアニ(地名)」が「ちくわ」になったりしましたが、ひとときのコミュニケーションを楽しみました。
(でも、もっと大事な局面で活躍してほしかったな、ポケトーク)

さて前記事でも書きましたが、ラタムはスタッフが親切で、機内食も美味しかったです。
ロサンゼルス⇔リマの国際線はエンタメも充実してて、私は見損ねていた『ラストマイル』と『モアナと伝説の海』(ディズニーアニメなら英語でも大丈夫)を観ました。隣の女性は『366日』を字幕で観てました。

夕食:チキンカツ 付属のパン?が美味   朝食:ハムとチーズのサンドイッチ
(フォークとナイフが木でできてました。環境に配慮して?)

リマ・ホルヘ・チャベス国際空港

ペルーに着きました!!
ここから国内線に乗り換えてクスコへ向かいます。
ここでも待ち時間が数時間あったのですが、空港周辺は治安が良くない・タクシーの客引きがすごいとのことだったので、空港からは出ないことにしました。(ビビリ)

「(空港内に)メンバーでなくても料金さえ払えば利用できるラウンジがある」との記事を見たことがあったので、探したりインフォメーションで訊ねたりしたのですが、どうもそれは国際線出発ロビーにあるようでした。

 

 

 

 

 

地図の左側のマル印が国際線出発ロビーにあるラウンジ
右上の小さなマル印が国内線出発ロビーにあるラウンジ
インフォメーションのお姉さんと会話したときのポケトークくん

■両替
保安場入口付近に両替所(Interbank)があったので、ドルからソルへ両替。
USD150から手数料USD4.50 差し引かれ USD145.50 → PEN493.30
USD/PEN ≒@3.39 5/16のレートが@3.69 なので @0.3 × 145.50=PEN43.65
手数料は5/16のドル/円が@145.63として 655円(A)
5/16のソル/円が@38.62として 1,685円(B)
(A)+(B)=2,340円というところでしょうか。(計算違ってたらスミマセン)
やはり空港での両替は手数料が高いですかね…

保安場を抜けた後の国内線出発ロビーには、プライオリティパス会員が使えるラウンジがありましたが、(会員以外が使える感じでもなく、私はパスを持っていない)小さくて、満席でした。

喉が渇いたので、スタンドでお水とジュース(カシスっぽかったけれど、何かは不明)を指差しジェスチャーで購入。ジュース、美味しかったな。。

待合がいっぱいに見えても、搭乗が終わったゲート付近は空いていくので
またまた目立たない席を見つけて、SUPER EIGHTの曲を聴きます。飽きません。

ようやく搭乗時間になりましたが、搭乗は1~5のグループ順です。
グループ1はファーストクラス、2はラタム航空の会員(?)、3以降はエコノミークラスだと思うのですが、3~5のクラス分けが良く分かりませんでした。
私はいわゆるプレミアムエコノミーのつもりでいたのに、グループ5。悲しい。

最後の搭乗グループなので、予想通り席に着いたときには頭上の荷物入れがいっぱい。CAさんに「(ジェスチャーで)荷物が入れられない」と伝えると、周囲の荷物入れを次々開けて、少し離れた席の頭上スペースを指差し「ここ空いてるので入れて(意訳)」と。
そうか、別にどこに入れても構わないんだな、と自分の頭の固さを思い知りました。。

リマからクスコへ

リマからクスコまでは1時間半ほどのフライトです。引き続きラタム航空利用。
同じ航空会社利用だったので、ロサンゼルスでクスコまでのチェックインが済んでました。(国際線と国内線、違う航空会社利用だとリマでまたチェックインが必要だったかも)

クスコ・アレハンドロ・ベラスコ・アステテ空港

クスコに着きました!
こじんまりした地方空港の趣(でも出口から階段で降りるんじゃなく、ちゃんと通路(?)がジョイントされる規模、で伝わるかな)でした。
すごく良い天気に迎えられ、幸先良いスタートに頬もゆるみます。

美しい山々                インカっぽい装飾

空気の薄さを警戒したのですが、いきなり感じるほどではなく、ちょっと安心しました。
でも走ったり、急に動いたりしないよう、心の中で「ゆっくり、ゆっくり」と自分に言い聞かせながら進みます。

空港から市内へ

クスコの空港から市街地までは約4キロ、タクシーで15分ほどとのこと。
路線バスの選択肢もあるにはある(けど日本の空港バスみたいのじゃない)らしいですが、
初めての場所で、小さいながらもスーツケースの荷物もある中、右往左往するもの嫌だったので、タクシーで行くことに。また現地に着くなりドライバーと値段交渉、というのも避けたく、
booking.comアプリ(※)で事前にタクシーを予約して行きました。
(※WEBでも同じように予約できます)
直前(2日前だったか)まで無料キャンセルも可能です。

航空会社名、便名、到着時間などをあらかじめ伝えておくと、フライトが遅延した場合に調整してくれて、空港到着後45分は待っていてくれるそうです。(今回私は遅延なし)
日本で事前決済してJPY1,233 (約30ソル)。

タクシー会社からもWhatsAppで丁寧な事前連絡をくれて、空港ビルを出たところで
名前の書いたプラカードを掲げて待っていてくれました。
車もきれいな高級車(?)で、ドライバーも親切&さわやかで、頼んで良かった~と思いました。

ちなみに、タクシーのお値段は 空港内>敷地外 になるようで
理由は空港内に入るための駐車場代(+税金みたいのもあるのかな?)がかかるので
その分が運賃に乗るというわけです。

この年齢になって、いかにお金をかけずに旅するかより、いかに安全で快適に(ただし無謀な贅沢はせずに)旅するかが大事になっています。
なので、初日のタクシー、松竹梅の「松」コースで正解だったなと思っています。

郊外から市街地へ入っていくと、車窓からはワイワイと明るい南米のイメージではなく、落ち着きのある都市いう印象。インカ時代の都で、現在の首都は別にある、というのが日本の京都みたいだと思いました(クスコも京都も国を代表する歴史ある観光都市という共通項)。太陽が傾いていく、夕方に向かう時間帯だったからかもしれませんが。

本日のホテル

Cusco de mis Sueños Hostal – II
Calle Colla Calle 388, interior I-2

↓Booking.comより写真お借りしました

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Booking.comでおすすめ上位にあり、口コミに「スタッフが親切」や「マチュピチュへ行く間、荷物を預かってくれた(※)」というコメントがあったのを見て決めました。
(※マチュピチュへは、どんな方法で行くにせよ大きな荷物で行くことは難しいと思ったため)

行ってみて分かったのですが、同じ建物の中に2つ(3つ?)の宿が入っている形です。
ベルを鳴らして写真の青い扉を開けてもらい、中庭をまっすぐ進んだところに受付があります。

パスポートのコピーを見せて(これは旅行者用免税のためにどの宿でも必要)、
キャッシュで前払いします。ドルでもソルでも支払えます。
(カードも使えるかもしれませんが、手数料がかかるかもしれません。聞かなかったのではっきりわからず、スミマセン)
私は予約時にドル建て表示だったので、そのつもりで(?)ドルで支払いました。
ダブルルーム・食事なしで27ドル。(@150円として約4,050円)

3階のダブルルーム。シングルユースには広すぎるくらいです。
そして清潔で気持ちいい。清潔、大事ですね。
水まわりの(シャワーのお湯はこっちねみたいな)説明をしてくれた後、ドライヤーが見当たらないので「ドライヤーは借りられる?」と訊ねると「後で持ってくる!」と言ってすぐに持ってきてくれました。
英語(ジェスチャー?)で通じ合えました。。口コミ通り、親切な人で良かった。
受付でお水が買えた(しかもお店で買うのと同額)のもありがたかった。

落ち着いたところで、日のあるうちに買い出しに行くことにしました。
普段から夕飯は軽めというか、しっかりした食事は摂らない習慣なので
明日の朝の分と合わせて果物とパン・ジュースを買えたらいいなというところ。
アルマス広場に向かいながらお店を探します。

アルマス広場

今回訪れたどの街にも、アルマス広場(という名前の)広場がありました。
広場を中心に街が作られているので、当然、街の中心はアルマス広場です。クスコも同じ。

オフラインで使えるようにしてあるGoogleMapを使います。

宿のあるコリャカレ通りは道幅も狭く、街灯も少ないので暗くなる前には帰ってきたいけれど、急いで走ったりすることもないように。と相反する事情を抱えて歩みを進めます。

少し大きな道に出ると、食堂やパン屋さんなどがありました。
アルマス広場に近づくにつれ、大きなレストランやホテルが並び始めます。
スーパーもありました。帰りにここで買い物をしよう。

さらに歩いていき、この角を曲がったところだな、と顔を上げたら
夕暮れの中、たくさんのオレンジの光が、たいまつのように輝く光景が目の前にありました。

「はぁっ」と変な声が出て、足が止まり、涙がにじんできました。

幻想的でただただ美しい景色と、本当にここまでに来ることができたんだ、という想い。

「海外に一人で行くなんて怖い」と思う人の気持ちが、この年になって初めて分かった今回の旅行で、その怖さを乗り越えて、私はここまで来て、ここに立っている。
感動の源はそこにあったように思います。

残った写真は、その感動の瞬間から何歩も遅れて撮ったものですが
見るたびにこの時の想いを思い出すであろう宝物になりました。

相当夕闇が濃くなっていることに気づいて、急いで(でも動きはゆっくり)もと来た道を戻ります。

すると、道の角にいたんです、マッチ売りの少女ならぬマッチ売りの少年が!
いや、売っているものはマッチじゃなくプロセスチーズかもしれない(?)けど、とにかく小さくて四角いものを、8歳か9歳か、そのくらいの少年が道端で売っていたんです。
もう気になって気になって仕方ないけど、日は暮れかかってるし、スペイン語は話せないし(覚えたはずの「それ何?」「それいくら?」すら出てこない!)、
後ろ髪をぎゅーぎゅー引っ張られながらその場を通り過ぎたのでした。

そのあと、目星をつけておいたパン屋さんでパン(カヌレとクロワッサン)を買い、スーパーでリンゴとバナナとジュースを買って宿に戻った頃には、すっかり日が暮れていました。

 

 

 

 

 

ゆっくり帰ってきたつもりでしたが、気が急いたこともあり心拍数急上昇。
うっすら頭痛もしてきたので、椅子に座ってしばらく深呼吸をして休み、食後にバファリンを飲みました。体も重い。
クスコの標高3,399メートル、およそ富士山8合目。
空気が薄いってこういうことかと体感します。

さて明日も早いので、シャワーを浴びて早く寝ましょう。
(熱いシャワーが出るのに時間がかかりましたが、無事に温まり、休みました)

2日間のお会計

お水(ロサンゼルス空港)5.54ドル(クレカ)
お水とジュース(リマ空港)10/s
タクシー代(空港→宿)1,233円(事前決済)
タクシーチップ 2ドル
宿代 27ドル
カヌレ(アルマス広場近くのパン屋) 5/s
クロワッサン(宿近所のパン屋) 2/s
りんご3個入り(スーパー) 3/s
バナナ2本(スーパー)1.68/s (量り売り)
パックジュース(スーパー)2/s
お水(宿で)2/s

小計
34.54ドル(@150円として約5,181円)
25.68/s (@40円として約1,027円)
1,233円(事前決済)

合計7,441円

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの旅のヒントになれば幸いです。

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